97:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 01:02:32.99 ID:XVB8s0iW0
魔界における全ての主導権を掌握したムンドゥスは、
瞬時に次なる行動に移った。
まずはクリフォトの大樹をことごとく刈った。
己につづく『果実』獲得者の出現を防ぐために。
次いで己が新たな魔界最強だと証明すべく、
単身で平定に取りかかった。
まず標的になったのは他の侵犯者である。
アルゴサクスは武力では互角ながらも、
魔界そのもの、まさにクイーンシバが味方するかの如き
ムンドゥスの「幸運」を前に、勝ち目はないと判断して屈服した。
今はひとまず彼の覇を認め、機会を待つ道を選んだのである。
一方でアビゲイルはかの「幸運」を恐れず、
武力が互角ならば勝機十分だと挑んだが、
あえなく敗北して魔界外の虚無に落ち延びることとなった。
そしてスパーダは元々ムンドゥスと組んでいたこともあり、
衝突せずにそのまま彼の覇を認めた。
また、純粋に『果実』のもたらす力、
そしてそれが作り出した『最強たるムンドゥス』を
観察したいという好奇心にも突き動かされていた。
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