ダンテ「学園都市か」前時代史(仮)
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75:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:50:38.41 ID:XVB8s0iW0
11 天界と人間


天界内の問題を解決した主神派は、
人間界への本格的な干渉を開始した。

ただし武力を伴った敵対的なものではなく、
知識や技術の供与、思想の共有などの友好的なものだった。

友好方針をとった理由は大別して二つあった。
一つ目はやはり、ジュベレウス復活に必要な「世界の目」の存在。
そして二つ目は、人間の集合意識が有する力の存在である。

OMNEが有する著者のごとき現実への干渉力、その存在や具体的な仕組みを
主神派が把握していたわけではない。
これは依然としてジュベレウスらオリジナルのOMNEのみが知る
秘匿された世の真理だった。

とはいえ、漠然としながらもエーシルの「世界の目」が
世界の在り方を左右するという事象には気づいており、
それを与えられた人間が同様の力を有したことも察していた。
ロプトの矮小化現象からもそれは明らかだった。

もし人間たちが天界に悪感情を抱いた場合、
悪しきもの、忌まわしきもの、と天を認識した場合、
その思念が影響して、実際に天界が濁ってしまう可能性があった。
いわば人間たちの認識がそのまま現実に上書きされ得た。



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