31:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:27:20.97 ID:XVB8s0iW0
しかしこれはあくまで噂、
そして天界の結束は噂程度で揺らぐものでもなかった。
また、疑念を抱きつつも彼を慕う者も多く、反感一色とも程遠かった。
だが結果から言うならば、彼は失脚を免れなかった。
確証なき噂は直接的な障害にはならなかったが、
劣勢の戦況という事実は避けられなかったからである。
彼こそ具体的な戦略と戦術を練り、
戦争遂行を統括した事実上の最高指揮官。
そのため劣勢の責任も究極的には彼にあるとみなされたのである。
そしてその批判の先鋒となったのは
光の女王によって創り出された直下衆、
いわゆるジュベレウス派である。
中でも特に声を荒げたのが「四元徳」と称される者達である。
彼らはジュベレウス派を統括する最高幹部であり、
天界の序列においてロダンの次席にある者達であった。
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