ダンテ「学園都市か」前時代史(仮)
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303:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 13:43:03.14 ID:XVB8s0iW0

そうして会合は終わった。

こうしてスパーダは人間界に受け入れられ、
真に帰るべき世界を得たのである。
ただ、まさしく彼にとって新たな人生の始まりであったが、
一方で離別の時でもあった。

会合の終わりにおいて、
スパーダとエヴァの最後の会話が許された。
言葉数は少なかった。
互いに手を軽くとり、ささやかな言霊で愛を確認。
そしてエヴァがこう口にした。

あなたが最強の魔剣士であるかぎり、
そして私がアンブラの魔女であるかぎり、と。

それ以上は続けなかった。
だがお互い、その後に続く言葉や、
そこから広がる話の意味は理解していた。

お互い現状のままでは、一緒になることは許されない。
だが、もしも力と身分を捨てることができたら、と。



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