ダンテ「学園都市か」前時代史(仮)
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225:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 12:56:58.81 ID:XVB8s0iW0

当然ながら諸勢力は
他の侵犯者の情報収集にも尽力していた。

覇王アルゴサクスについては、その傲慢と虚栄と支配欲ゆえに
常に堂々と君臨していたため動向把握は難しくなかった。

彼はこの時、侵略準備を進めている魔帝陣営とは異なり、
ただ状況を静観していた。
覇王は予備戦力として魔界に残るよう
魔帝から要請されていた、というのが建前であったが、
実際には互いの反目が最たる理由だった。

魔帝は、覇王に新しいクリフォトや果実、
「世界の目」を横取りされることを警戒していたのである。
一方覇王側は、魔帝のさらなる成功に手を貸すなど論外であり、
とにかく魔帝の失敗を望んでいた。

そしてこれら両者の反目は当然、
天界/人間界の連合にとって好都合だった。
少なくとも覇王はすぐには参戦しない、それが確かなだけでも
非常に大きな余裕ができた。



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