167:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 12:24:18.73 ID:XVB8s0iW0
こうして互いの大義と信念の衝突により、
魔女と天界の関係はより悪化していくこととなる。
主神派はついに魔女らを公に「敵」であると宣言し、
交流を全面的に絶つほどに態度を硬化させた。
天界の他の諸派閥はそこまで強硬的ではなかったものの、
やはり立場上は主神派に追随するしかなく交流を絶った。
賢者は仲介役として交流自体は保ったものの、
やはり態度は徐々に硬化していった。
そして魔神派だけは態度を変えなかったものの、
彼らは「忌まわしき新人間界」を作り上げた張本人であったことから、
逆に魔女側から避けられるようになってしまっていた。
とはいえ、それでもみな最後の一線だけは弁えていた。
主神派も魔女も、態度は硬化させつつも理性を維持し、
武力衝突だけは何としてでも避けた。
ジュベレウス復活を最終目的としている天界にとって、
それに必要な目を有する魔女との全面衝突は論外。
また魔女のほうも、人間界の守護者として
その世界が戦火に見舞われる事態は避けなければならなかった。
また心理的にも、同胞たる賢者や、
距離を置こうとも旧友である魔神派との衝突はやはり望んでいなかった。
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