129:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 01:18:45.76 ID:XVB8s0iW0
もはや猶予はなく、天界による早急な介入が求められていた。
だが相手が相手なだけに、討伐となると非常に厄介な面もあった。
もちろん殺害は論外。
竜王の死は人間界の完全崩壊を意味し、
そうなれば天界の最終目的たる「世界の目」も
失われてしまう可能性がある。
とはいえ生捕りにしようとも、
縛や封印は『混淆』によって壊されてしまう。
殺さず、縛や封印も用いず、
それでいながら無力化する策が必要だった。
そうして四元徳と魔神派は協議の末、
竜王の魂や力には傷つけず、その機能のみを停止する策を選定した。
簡潔に言うと、竜王の「胃袋」は天界の知識も渇望していたため、
それを逆手にとって毒を飲み込ませてやろう、という
構想自体はごく単純な作戦である。
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