スズカ「私のトモは触らないんですか?」沖トレ「え?」
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◆SbXzuGhlwpak
[sage]
2022/02/19(土) 06:09:45.47 ID:1GGB012h0
「これまでこんなコトを考える機会が無かったので、昨日は混乱してしまいました」
混乱なら俺も負けていないよ。
目に入れても痛くない教え子からこんな告白をされるだなんて、想定できるわけねえよ。
さっきから除夜の鐘みたいに頭の中がぐぉんぐぉんと鳴り響いてるぞ。
「あの……今度はちゃんと覚悟してからお願いするので、よろしくお願いします」
「…………は?」
「で、では!」
何を、と問い返す間もなく。言いたい事を言い終えたスズカは部屋を飛び出てしまった。
「……………………は?」
壊れたスピーカーのように口から同じ音が漏れ続ける。これ以上漏れないように、こぼれないようにと口を上に向けた。
天井付近に位置する小窓から、太陽の光が差し込んでいるのが見える。キレイ好きのスカーレットが号令をかけて定期的に清掃をしているが、太陽に当てられたホコリがチラホラと舞うのが確認できた。
楽しそうだなと、間抜けな気持ちが芽生える。俺もそこに行きたいと、切実な想いを抱く。
するとホコリと一緒に舞っていた相手が見えてきた。キラキラと光り輝くそれは、小さな小人だろうか。幼少の頃に誰もが想い描く妖精たちが、そっと手を差し出してくる。
――貴方も私たちと踊りましょう。
「ああ、待ってくれ。俺も今行くから」
そして俺は、日の光を浴びるために外へと駆け出して行くのであった。
――ウマ娘に走りで勝てるわけがないのに。
〜おしまい〜
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