1: ◆0OFFzs.gSU9k[saga]
2022/02/06(日) 12:21:21.47 ID:SnNMNVr4o
神琳「それでは用事がありますので、わたくしはこれで失礼しますね。ごきげんよう皆さま」
雨嘉「え? う、うん。また後でね、神琳」
梨璃「あれ? 雨嘉さんは神琳さんと一緒に行かないんですか?」
ミリアム「お主を残してあやつ一人ほっつき歩くとは、珍しいこともあるもんじゃのう?」
雨嘉「えっと、わたしもさっき初めて用事があるって聞いたんだ。神琳、どこに行っちゃうんだろ……」
梨璃「きっとなにか悩み事があるに違いありません! どうしましょう、すぐに追いかけないと──」 ガシ
梅「ま、あいつもたまには一人になりたい時間だってあるんじゃないか? そーゆーときはそっとしておくのがいいと思うゾ!」
ミリアム「まったく、梅様は楽観的すぎるのじゃ。鶴紗の件もあるじゃろう?」
雨嘉「もしかして梅様、なにか知ってるんですか……?」
梅「あっはっは! 梅はなーんにも知らないゾーっ!」 ビシュン
ミリアム「ぬわっ!? 《縮地》で逃げたぞい! 皆の衆よ、手分けして捕まえるのじゃー!」
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2: ◆0OFFzs.gSU9k[saga]
2022/02/06(日) 12:22:12.63 ID:SnNMNVr4o
神琳「わたくしから無理をお願いしましたのに、お待たせして申し訳ございません。茜様」
茜「ううん、大丈夫よ神琳ちゃん。わたしもさっき着いたところだから」
3: ◆0OFFzs.gSU9k[saga]
2022/02/06(日) 12:22:56.81 ID:SnNMNVr4o
茜「ユユから聞いたわ。素敵な仲間と相棒に恵まれて、あなたは見違えるほど変わった」 ズダァン
神琳「はい、ですが一つ訂正を。相棒ではなく"朋友"です」 ギィン
4: ◆0OFFzs.gSU9k[saga]
2022/02/06(日) 12:23:31.68 ID:SnNMNVr4o
茜「……台北市を襲ったヒュージを倒したって聞いて、少し心配していたの。神琳ちゃんがリリィを辞めてしまうのかもって」
神琳「まだすべてを取り戻したわけではありません。それに今は、仲間のことも守らなくてはいけませんから」
5: ◆0OFFzs.gSU9k[saga]
2022/02/06(日) 12:24:14.19 ID:SnNMNVr4o
茜(仲間を得て、あなたは仲間を頼ることを覚えた。知ってしまった)
茜(心苦しいけれど、挫折を教えるのも師匠の役目。だからごめんなさい神琳ちゃん、これからあなたの心をへし折るわ)
6: ◆0OFFzs.gSU9k[saga]
2022/02/06(日) 12:24:52.60 ID:SnNMNVr4o
神琳「う……わたくし、は……」 パチ
神琳(夕焼けが眩しい。結局わたくしは、茜様には勝てなかったのね)
7: ◆0OFFzs.gSU9k[saga]
2022/02/06(日) 12:25:29.86 ID:SnNMNVr4o
神琳(雨嘉さんや楓さんに相談しようとも思いましたが、そういうことではありませんよね)
神琳(おそらく、わたくしが自ら導き出さないと意味のない問いなのでしょう。茜様はそういう人ですから)
8: ◆0OFFzs.gSU9k[saga]
2022/02/06(日) 12:26:13.41 ID:SnNMNVr4o
半紙『命』
半紙『優しさ』
9: ◆0OFFzs.gSU9k[saga]
2022/02/06(日) 12:26:40.82 ID:SnNMNVr4o
雨嘉「神琳、ここにいたんだ。もうお夕飯の時間だけど……」
神琳「あら雨嘉さん、わざわざわたくしを探しに来てくれたのですね。ご安心ください、用事はもう済みましたから」
10: ◆0OFFzs.gSU9k[saga]
2022/02/06(日) 12:27:45.28 ID:SnNMNVr4o
以上です。ここまで読んでいただきありがとうございました。
二週目誕生日メモリアにストーリーが(以下略)
過去作(Discordリンク):https://discord.gg/q6BRrp67TT
11: ◆0OFFzs.gSU9k[saga]
2022/02/06(日) 12:43:16.00 ID:SnNMNVr4o
おまけ(元ネタ)
2月6日 郭神琳誕生日メモリア《一筆の心》
https://i.imgur.com/FA4Q6oo.jpg
12:名無しNIPPER[sage]
2022/02/17(木) 03:29:04.29 ID:9feWOahe0
乙
ストイックな神琳好き
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