長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」(再・改)1(ネギま!×とある禁書)
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50:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2022/02/05(土) 22:11:44.70 ID:X0nxwUci0

(流石、角度が、取れない)

「吸血殺しの紅十字っ!!」

反らせなければ地力の差になる。押し負けて後ろに跳んで逃れた愛衣を、
炎剣を二刀流で振りかざしたステイルが追撃した。

「か、はっ………」

攻めと守り、魔力と魔力のぶつかり合い。
結果、愛衣の体は弾き飛ばされてその背中はアーチの柱にまともに叩き付けられた。

「時間が惜しい。その影の加護がある内に
君が尻尾を撒くのが互いの正解にしか見えないが」

ずるずる尻餅を着いた愛衣に、ステイルは無感動に告げる。
そして、ステイルが一歩踏み出した瞬間、愛衣からステイルの直線上の地面から
ぼっぼっぼっと火炎弾が打ち上がる。

「それが返事か」

すっ、と、一歩引いて交わしていたステイルが右手を掲げた。
ごうっと逆袈裟斬りの炎剣を交わして、愛衣は後ろに跳躍する。

「!?しまっ!…!」

その愛衣の体は、その辺に幾つも並んでいる石造りのアーチの一つにすっぽり飛び込んでいた。

「………」

死すら覚悟していた愛衣が目を開くと、
体ががっちり抱き留められている。



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