長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」(再・改)1(ネギま!×とある禁書)
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22:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2022/01/27(木) 19:32:59.12 ID:Qu6pCdOS0

「何せ相手は科学の学園都市だ。
とにかくアリサの状況を把握するまでは可能な限りトラブルを回避して
くれぐれも余計な揉め事等を起こさない様に…」

そう言いながらくるりと振り返った千雨の前には、
いかにも頭の悪そうな風体の見るからにチンピラ集団が死屍累々の巷を形成し、
最新情報を更新するならば、その巨大な槍の如き脚の一撃でコンクリ柱を蹴り砕いた巨漢が、
そのバカ破壊力な脚槍の上をひらりと舞う小太郎の跳び蹴りを顔面に叩き込まれた今その時だった。
そして、そんな二人の背景では、千雨がコオオと更にその背景に炎を燃え上がらせて拳を握っていた。

 ×     ×

千雨は腕組みしていた。
そこは、学園都市地下街の一軒のゲームセンター。

「あのー」

楽をして悪いとは思うのだが、途中まで楓の「天狗之隠蓑」に隠れつつそこまで到着した一行は、
千雨の発案で賑やかなゲームセンターに入っていた。
取り敢えず手分けした後、その一角にある機械の前で、千雨は立ち止まり熟考していた。

(カナミンが出来るのか)

「あのー」

(とは言え、こんな所であいつらに裏の顔を知られる訳にはいかない)

「あのー」

(それに、こんな事をしている暇は無い)

「あのー」

(あくまで、路上シンガーと言うイメージからなんとなくゲーセンに手がかりを求めて入ったに過ぎない)

「あのー」

(に、してもよく出来ている、特にこのカナミン。さすが科学の学園都市)

「あのー」

(一度科学の学園都市を訪れたからには、レイヤーとしてこの機会を)


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