【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.2
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916: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/03/22(火) 22:31:59.16 ID:ELRlNcof0

果穂「あたしもです……あさひさん、あたしも……あさひさんとお別れなんか、したくありません!」

あさひ「もっといっしょに虫取りに行きたかったし、おばけ探しもしたかったんだよ……」

果穂「あたしも、もっといっしょに冒けんしたり、もっといっしょに遊んだりしたかったです……!」

あさひ「いやだよ……いやだよ! 行かないで、果穂ちゃん!」


勿論今までの謝罪も全て心より生まれたものだ。
でも、それ以上に、今ここでぶちまけた感情は大きな意味と質量とを持つ。それは年相応、等身大の少女として、エゴのままに口にした感情だったから。


あさひ「果穂ちゃん、果穂ちゃん! なんで、なんで死んじゃうの……!?」

果穂「あさひさん、ごめんなさい……! あさひさん、あたしもお別れしたくないです……!」


それは、この場において誰よりも幼い二人だからこそできたこと。
自分の中の感情を咀嚼する工程も踏まずに舌の先に乗せ、考えるより先に相手にぶつける。
どれだけ幼稚な言葉でもいい、いっそ言葉になっていなくたっていい。
その想いを、その言葉を、その熱を、誰よりも素直に表現できるのが『幼さ』と言う彼女たちの特権なのだ。


美琴「……」


その美しくも悲痛な光景に、デジャブを覚えなくはなかった。
私の隣に立つ美琴も、組んだ腕に力がこもる。



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