【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.2
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897: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/03/22(火) 22:10:12.42 ID:ELRlNcof0

モノクマ「なんと、なんと! 3回連続大正解! 和泉さんと三峰さんをぶっ殺した憎むべき連続殺人犯の正体は、みんなに愛されてやまない小宮果穂さんなのでした〜!」

果穂?「あ、ああ……」


これまでのいずれとも違う幕引きに、私たちはたじろいでいた。二人の命をエゴイズムを元に奪い去った、許されざる犯人。
その正体もそうだが、ことが判明してからのこいつの豹変ぶり、そしてその果てに待ち受けていた自我の崩壊。
これら多くの事象が一度に私たちを襲ったことで情報としてそのまま飲み込むことができず、
モノクマの高らかな宣言も何も、その耳には届いては来なかった。


夏葉「……ッ!」


全員がその混迷に俯く中、小金持ちは動き出した。自らの乗っていた証言台を降り、迷うことなく私の席へ。
そしてその勢いのままに、胸ぐらを掴み上げてきた。


夏葉「ルカ! あなたはこれで満足なの?! 真実を解き明かしさえすれば……それで、それで満足だというの?!」

ルカ「……」


その言葉を、否定することはできなかった。
小宮果穂という存在をまるで家族のように感じていたこいつからすれば、この幕引きは悲痛以外の何者でもなかろうが、
私からすれば自分自身の生存のため、真実のため、これ以外の終わりかたはなかった。
そこに満足という言葉を使うのであれば、私はそれを甘んじて受け入れるほかないのである。



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