【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.2
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◆vqFdMa6h2.
[saga]
2022/01/27(木) 21:38:04.08 ID:m2HupEjL0
◆◇◆◇◆◇◆◇
摩美々「摩美々は……怖かったんですよ、あの事件の続きを知ることが」
摩美々「だって、甘奈は正常じゃなかった。みんなを殺さないとダメ、だなんて私の知る甘奈じゃなくて……その結果、実際……甜花を手にかけた」
摩美々「その先に待っている結末なんて、分かり切ってるじゃん」
摩美々「でも、だからこそ、それを知る人間さえ消してしまえばそれはあくまで予測で済む、確定はしない」
摩美々「摩美々は……霧子の死を、知りたくなかったんですよ……」
結華「まみみん……」
それは、震える身体で無理やり絞り出した、か細く、幽かな本心だった。
きっと、今この瞬間になるまで田中摩美々自身もその感情の言語化は出来ていなかった。
自分の口から出た『怖かった』『知りたくなかった』その言葉に自分自身で戸惑っているようで、田中摩美々はせわしなく自分のツインテールを撫でていた。
人というのは恐ろしい生き物だ、自分を突き動かしているものの正体も分からずに、それに従ってしまうのだから。
そして気が付いたときにはもう遅い。
無自覚な恐怖の暴走の行く末が、この今の田中摩美々だ。
283の連中の中でも冷静に事態を見極める側だとばかり思っていた、いやその認識は誤ってはいない。
ただ、彼女も年相応の【子供】だった、というだけ。
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