めぐみん「我が爆裂魔法で神を討つ!!」アクア「討てるもんなら討ってみなさいな」
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4:名無しNIPPER[sage saga]
2022/01/11(火) 23:33:15.14 ID:Uo8ReOtWO
「相変わらず仲が良いな、あの2人は」
「ダ、ダクネス! 盗み見は良くないですよ」
「めぐみんだって同罪だろう?」

背後から声を掛けられてびっくりしました。
盗み見に熱中していて全然気づけず、不覚。
同罪ならば、我々は共犯者です。観察続行。

「ぷはっ! このしゅわしゅわ美味いな!」
「でしょ? 街の市場で見つけてきたのよ!」
「水が良いんだろうな。でかした水の女神」
「ふふん! もっと褒めて崇め奉りなさい!」
「よっ! 日本いち!」
「当たり前でしょ!管理してたんだから!」

はて、"にっぽん"とはなんでしょう。ダクネスに視線で問いを投げかけるも首を傾げてわからない様子。2人の故郷なのでしょうか。

「日本か……懐かしいな」
「早く帰りたいんですけど」
「そうか? まあ、この世界は物騒だからな」

急にしんみりしました。やはり故郷ですか。

「でもなんだかんだ来て良かったと思うよ」
「私は巻き込まれただけなんですけど」
「ありゃお前の自業自得だ」
「女神の業……ふっ。美しさって、罪よね」
「性格の悪さを悔い改めろ」
「誰に向かって悔い改めろって言ったの?」
「罪深き駄女神に向かって言ったんだが?」
「あー!駄女神って言ったからもうしゅわしゅわあげなーい! 宴会芸スキルで一気飲みしてあげるからコールで盛り上げて! 早く!」
「わぁー!やめろ! もったいない! おい! 酒瓶から手を離せ! それは俺が管理する!」
「やーめーて! この子を奪わないで!!」

しんみりから一転して騒がしくなった2人は戯れ合うように酒瓶を取り合っています。
必死に抵抗するアクアから酒瓶を保護しようとするカズマは半ば抱きしめているようで。

「あんな風に乱暴に抱かれたいものだな」
「っ……見透かしたようなことを言うのはやめて貰おうか。今にも泣いてしまいますよ」

羨ましそうに語るダクネスは嫉妬している私よりも大人で、なんだかみじめな気分です。
羨望と嫉妬は似て非なるものなのですね。


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