9: ◆t6XRmXGL7/QM[sage]
2022/01/10(月) 15:58:14.27 ID:jp7qlUpF0
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内階段を使って外に出ると、歩道も車道も皆おしなべて真っ白に染まっていた。
足跡も轍もなく、まっさらな新雪であった。
仁奈ちゃんはさっきまでのテンションとはうって変わって、静かになってしまった。
どうかしたかと顔を覗き込むと、その顔は喜色満面であった。
P「仁奈ちゃん、すごく嬉しそう」
仁奈「すげー……!!」
仁奈ちゃんは、新雪に足跡をつけたり、手袋の手で雪をサラサラとやってみたりと、好奇心の赴くがままに行動していた。ここはもとより交通量が少ない場所だから、車道でも安心して遊ばせられた。
やがて同じ場所にいるのに飽きると、仁奈ちゃんは私の手をとって、さくさくと歩き始めた。
仁奈「プロデューサーはいつもどんな道を散歩してるですか?」
P「私はねー、うーんと、この辺を右に行ったところまで歩いてるかな」
仁奈「じゃあそこまでいくですよ!」
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