真紅「ジュン、貴方なんて言ったの?」桜田ジュン「僕、ツインテールになります!」
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1:名無しNIPPER[sage saga]
2022/01/09(日) 21:33:29.14 ID:busliyaHO
「ふんふんふん♪」

鼻歌混じりに何かを制作しているジュン。
ちらと横目で伺うと、腕輪のようだった。
ここ一週間ほど、それを作り続けている。

「よし、出来たぞ!」
「ジュン」
「ん? なんだ、真紅。まだ起きてたのか」

とっくにドールが眠りにつく時刻は過ぎているけれど私は眠らずに物作りに熱中しているジュンを見つめていた。否、見惚れていた。

「何かを作っている時の貴方は素敵よ」
「な、なんだよ……いきなり褒めるな」

様々なマスターのそばで、多くの人間を見てきた私にとって、彼らの想像力が具現化する瞬間というのは、何度見ても飽きなかった。

詩。文章。曲。工作。無から有を生み出す。
それは人間の特権であり、だからこそ、私たちローゼンメイデンはここに存在している。

中でも"マエストロ"の域まで達したアーティストの作品は人智を超えた結果を生み出す。

「何を作っていたの?」
「テイルギアだ」
「テイル、ギア?」

なにかしら。尻尾を生やす装置なのかしら。

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