白鬼院凜々蝶「蜻さま……」青鬼院蜻蛉「うむ! 悦いぞー悦いぞー!!」
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8:名無しNIPPER[sage saga]
2022/01/07(金) 22:06:02.01 ID:DztBtIAJO
「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」

ぶりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅぅ〜っ!

「きゃあああああああああああっ!?!!」
「凜々蝶さま!? 如何されましたかっ!?」

扉を蹴破った僕のSS。御狐神くん、助けて。

「なんだ。遅かったではないか、双熾」
「蜻蛉さま……よくも凜々蝶さまを!」
「今夜はせいぜい、優しくしてやるんだな」

放心状態の僕をお姫様抱っこして、まるで割れ物を扱うように優しく御狐神くんに抱かせた蜻蛉が背を向ける。お尻が下痢まみれだ。

「双熾」

低すぎず、高すぎない、青鬼院蜻蛉の美声。

「宝石は必ずしも大切にされることを望んでいるわけではない。それを胸に刻むがよい」
「蜻蛉さま……まずはお尻を拭かれては?」
「フハッ! 私には、私のワールドがある!」
「左様でございますか……ならばお好きに」
「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」

御狐神くんが一礼して、静かに扉を閉める。

「凜々蝶さま、キスをしましょう」
「また、おでこ?」
「いえ、まずはお口直しから」
『フハハハハハッ!! 悦いぞ悦いぞー!!』

扉越しでも聞こえる高らかな青鬼院蜻蛉の哄笑。その晩、御狐神くんは僕を宝石ではなく、ひとりの女の子として、愛してくれた。


【蜻x僕 SS (ショート・ストーリー)】


FIN


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