悪役令嬢「あんたはあたしみたいだね」腹黒王子「あはは。キミが僕なんだよ」
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23:名無しNIPPER[sage saga]
2022/01/02(日) 23:23:06.29 ID:nMXYXkpFO
「よいしょっと。じゃあ、あとは頼んだよ」
「へ? ちょっと!? ど、どこにいくの!?」
「えっ? あ、おいっ!」

役目は終えたとばかりにかわいいお尻を仕舞って立ち去る王子。取り残されたあたしと家来。めっちゃ気まずい。沈黙してしまった。

黙りながら、あたしは考えていた。どうして王子は一緒に脱糞しなかったのか。あたしだけ脱糞させて捨てたのか。それは、きっと。

「……あいつは、優しいからさ」
「……うん」
「だから、許してやってくれ」

全て、あたしのためなのだろう。こっ酷く振る場面を見せつけて後腐れなくあたしと家来が関係を築けるように。優しくてむかつく。

「あたしは許さない」
「そうか」
「王子もどきがうんちとおしっこを漏らすまで許さない。仕返しする。だから協力して」

自分勝手な我儘を口にすると家来は微笑み。

「仰せのままに、お姫様」
「馬を引けい!」
「その前に、トイレを流そうな」
「あ、失敬」

柄ではないけれど、姫は王子に立ち向かう。


【姫と王子と家来くん】


FIN


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