47:1 ◆kgsOVVNJ6U
2022/01/06(木) 23:23:18.52 ID:hF+qP+xR0
イシュタル「どうよ!綺麗に打ち抜いたわ!」
藤丸「ありがとうイシュタル!」
ギルガメッシュ「たわけ!声が大きいわ!貴様はその時まで身を隠していろ!」
イシュタル「分かってるわよ!じゃあね藤丸、しっかりなさい」
マシュ「イシュタルさん、離脱しました。あとは引き続きラフムの相手とエレシュキガルさん待ちですね」
藤丸「うん、でもこれでなんとか」
ケツァルコアトルたちはアルトリアの消滅を確認すると、すぐにラフムの相手に戻った。この場にいるのは私とマシュと王様。
ティアマトはディンギルの砲撃で足が遅くはなっているが、着実に進んできている。気は抜けない、なんて思いながらティアマトを見ると、何かしている。
そして脳裏に浮かんだ「死」という単語。それは突然交通事故で死ぬような、そんな気持ちが――
押される、いや弾き飛ばされる。態勢を崩しながら見ると、それは王様。そして王様の胸には、穴・・・?
マシュ「ギルガメッシュ王!?」
ギルガメッシュ「騒ぐな、致命傷だ。ケツァルコアトルめが言っておった一番守りの薄いタイミングの攻撃、さらには狙いも正確ときたか、あの体格で器用な母だ」
藤丸「そんな、王様!」
ギルガメッシュ「騒ぐなと言ったであろう。あと話しかけるな、気が散る」
マシュ「待ってください、そんな傷でディンギルを動かしたら」
ギルガメッシュ「ここで引いては全てが藻屑!藤丸立香、人類最後のマスターよ、もう我は戦えぬと申すか。無理だと言うか?我は限界だと?もはやウルクは戦えぬと?貴様はそういうのか、藤丸立香!」
藤丸「―いいえ。いいえ―!ウルクはここに健在です!」
ギルガメッシュ「――よし、よく吠えた」
マシュ「っ!飛行型ラフムがかたまって来ます!あれではジグラットが耐えられません!」
藤丸「ケツァルコアトルさんとジャガーマンは!?」
マシュ「だめです、ほかのラフムたちの対処でいっぱ、きゃっ!」
ジグラットにラフムたちが一つの塊として押し寄せる。それは物量による圧倒、単純ながら、一番効果的な戦法。
その黒い塊は、ジグラットの天井部分を壊し――そこで、意識が落ちた。
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