33:1 ◆kgsOVVNJ6U
2022/01/05(水) 00:06:22.03 ID:z3NqHryS0
ロマニ『それよりセファールが眷属化する心配がないとはどういうことだい?』
アルテラ「セファールは術式で編まれたものを純粋な魔翌力に変換して吸収する能力がある。ケイオスタイドは言わば、ティアマトの攻撃術式、防御術式と捉えられる。つまり」
ロマニ『!!確認した、確かにセファールの周囲のケイオスタイドが無害化、消滅している!』
アルテラ「そして吸収した魔翌力はそのままセファールの力となる。質量差もあるから、ラフムたちの攻撃程度なら即回復可能だろう」
ティアマト「■■■■■■■■――――――――!!!!」
セファール「■■■■■■■■■■■■■―――――――――!!!!!!!!」
二つの咆哮が重なる。
巨躯と巨躯が重なり、そして互いを排除しようと攻撃をする。
ティアマトの声が、セファールの腕が、目が、口が、敵対するものをかき消そうと動く。
そしてその余波で、周囲のラフムたちが消し飛んでいく。
マシュ「・・・あれ?セファールさんが一回り大きくなったような・・・?」
イシュタル「はあ?いやいやそんなわけ・・・」
ジャガーマン「いやあれ大きくなってるわね」
アルテラ「セファールは一定以上の魔翌力を回収すると体躯を成長させる。ここには重力がある以上、上限があるが」
ロマニ『その口ぶりだと重力がないなら際限なく大きくなれるって感じだな!一万年前、いや僕らの時代からだと一万四千年前か。その時はどうやって倒したんだ!?』
アルテラ「セファールが完全に吸収できるのは技術、術式、文明によるもの。魔術や火器による攻撃では完全に吸収させる」
藤丸「・・・つまり逆に言えば、そういうものでないなら攻撃が通る?」
アルテラ「そうだ。つまり単純な物理攻撃、殴る、蹴る、斬るといったもの。あるいは、星そのものによる攻撃ならば倒すことは可能だ」
54Res/59.34 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20