私「妖精を粉砕して失われたもの」
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57:名無しNIPPER[saga]
2021/12/24(金) 21:09:05.38 ID:O8t46fem0

私「……わかりません」

マスター「美しいからさ。スープのつや。野菜の彩り。肉の赤色。そしてこの夜景」

マスター「だから納得して代金を払っている。俺の全ては美しいものに注がれるのだから」

マスター「金も情熱も、この命すらも……」

私(口元を拭き取った彼のナプキンに、微かに口紅の色が着いている)

私(なぜだろう。私にはそれが血の赤に見えた)

──

私「すみません博士。訳あって帰りが遅くなってしまって」

博士「んー。いいよいいよ」ガチャガチャ

私「ついてこられて万が一にも博士がいるって通報されたらまずいと思い……ってそれなんです?」


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