【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 15巡目
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972: ◆Nq0wl2Ysns[saga]
2022/01/25(火) 00:41:57.16 ID:1O58KmC60
ユウナ「……でも、でもねパトナ?」

パトナ「うん!!!」

ユウナ「…………娘だからって、ぼくのワイズにあんな風にベタベタしていいと思ってる? あんないきなり抱き着いて、ちゅーして。良いと思ってる?」

ワイズ「えっ」

――おおっと?

パトナ「……だ、だから! わたしは本当の娘なんだって! パパとママの!」

ユウナ「それはもう分かってるって、そういえばパトナって今年齢は?」

パトナ「じゅ、16歳だけど……」

ユウナ「あ、ぼくと同い年だね。で、そんな子が……? ぼくのワイズにあんなことしていいと思ってるの? 未来じゃパパなのかもしれないけど、こっちじゃまだパパじゃないんだよ?」

第一結婚してないし、お腹も大きくなってないし。

パトナ「え、だ、だからママ……?」

ユウナ「ワイズはね、すぐに女の子にデレデレしちゃうチョロい男の子なの……だから、これ以上ワイズにあんなことしたら」

――未来のぼくの娘でも、今のぼくには関係ないんだから。怒っちゃうよ?

パトナ「」

ユウナ「分かってくれる?」

――――絶句。

ペアリス「ふぇっ……」

ワイズ「ゆ、ユウナ……さん?」

ユウナ「分かった?」

パトナ「ご、ごめんなさい……りょ、了解です」

ユウナ「ん、オッケー!」

――ハイライトの消えた表情から、一瞬で明るい笑顔に戻ったユウナを見て。なんか飴と鞭ってこういうことを言うんだなぁ、と、思ったような気がしないでもない……。

やっぱりママだ……! みたいな表情をしてるパトナからは、スッと目を逸らした。


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