【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 15巡目
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118: ◆Nq0wl2Ysns[saga]
2021/12/23(木) 23:32:10.94 ID:Ogal7nk/0
あれだな、お話部分投下して時間になったら点呼して多数決のほうがスムーズだね。そうしましょそうしましょ。
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ドロシー「……その、ユウナ?」
ユウナ「ん?」
神の身体っぽいアイテムを脇に抱えているドロシーに帰り道恐る恐る話しかけられる。もう片方ではさっき手に入れた白い杖を持って。
ドロシー「…………本当に、言うんですか? ワイズさんに、その……」
ユウナ「……うん、きっと。ワイズも分かってくれるよ」
ドロシー「でも、ワイズさんとベルフェさんはずっと一緒に旅をしている仲らしいじゃないですか。だとしたら――」
ユウナ「じゃあドロシーは怖くないの!? あの悪魔のせいで――街は、ワイズは――!」
背中で気絶しているワイズの感触に自然と意識がいく。とても軽くて、ふわふわとしていて……可愛らしいと、思った。
……それを自分の都合と楽しさだけで殺して弄ぶ悪魔が居る。だったら、だったらそんなやつ……近くに置いて行けない。
ドロシー「それは…………」
ユウナ「あんな奴はもう二度とワイズと関わらないほうが――違う。ワイズがあいつと関わらないほうが良いんだ」
あいつの近くに居るだけで命が失われていく、ドラゴンも、エルフも――セブンスアビスの全員! 関わっちゃいけないんだ!
ユウナ「それにあいつが居ないだけで絶対旅がスムーズになるよ、何処で厄介ごと引っ張ってくるかもわからないし……だから、ワイズも分かってくれるよ」
ドロシー「…………ユウナ」
ユウナ「ほら、そろそろダンジョンの出口だよ! 早く帰ってワイズをベッドで寝かせてあげないと!」
――外の光に向かって、ぼくは走り出した!
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