【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 15巡目
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104: ◆Nq0wl2Ysns[saga]
2021/12/23(木) 00:22:31.86 ID:Ogal7nk/0
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アイナ「はぁ……はぁ、はぁ――――!」
走る、走る、走る――――一心不乱に走って、逃げる。
本当にちょっとだけ、ちょっとだけ痛い目を見てもらうだけだった。神代の古代兵器の中でもそこそこのレベルを探して見つけて襲わせて……ユウナになんて危険なんだと思い知って貰うだけの予定だったのに!
あのクソ野郎が死んだときはなんて運が良いんだ! と心の中で大声を出した……それなのに、それなのに!
アイナ「ユウナ……ユウナぁ!」
ユウナがあの古代兵器を倒してしまった! あの後ろの魔法使いとコンビを組んで――あの古代兵器を、ギリギリのところで! 鉄くずに!
アイナ「どうして――――なんで……!」
ユウナとその連れに痛い目に遭って貰って、倒れているところで記憶を消して、それで何もかも終わるはずだったのに……! ユウナ、ユウナユウナユウナ……ユウナ!
――今の状態のユウナになら勝てる……なんて考えられるわけがない! 私なんかが! 勝てるわけないでしょう!?
だから走る――怖いから! 怖くて怖くて怖くて堪らないから! 透明で見守っていたからってユウナなら――きっと見破ってくるから!
アイナ「ひぃ、ひぃ――!」
息を漏らしながら、涙をボロボロと流しながら。古代遺跡を脱出して――私は街まで、走り出した。
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