Bye-byeばさらガール
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62: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2021/12/20(月) 13:45:00.34 ID:86/EQe0g0

 3日もなにもせず、そんなことを考えていたら少しずつ私も落ち着いてきた。
 と、教室の中がザワザワとする。
 なんだろうと思う間もなく、隣の席の友達が私の肩をつつく。
「凛、ほら」
 彼女の指さす先には……
「朋花!?」
「放課後、私に付き合っていただけませんか〜?」
 3日ぶりに会う朋花は、別段怒っている風でも悲しそうでもなく、普段通りの微笑みで私にそう言った。
「あ、あの、この間は、その……」
「なんですか〜?」
「お、怒ってる?」
「なにか怒られるようなことを、凛さんは私にしたんですか〜?」
「そうじゃないけど……いや、ごめん」
「……放課後、つきあっていただけますか〜?」
「それは、うん」
「では、また」
 それだけを言うと、朋花はきびすを返して去って行った。
 おそらく彼女のクラス、J組に。


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