56: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2021/12/20(月) 13:41:01.41 ID:86/EQe0g0
「アイドル、ですか〜?」
私は3日後、さっそく朋花にアイドルになるよう勧めに行った。
「そう。アイドルは歌ったり踊ったり、そしてそれだけじゃなくてその輝きで見る人を魅了しちゃうんだよ。テレビとかにも出られるから布教になる上に子豚ちゃんたちは、テレビとかで朋花をたくさん見られるし。ライブとかすれば、直に朋花にも会えるし」
聞いているうちに、朋花の顔が輝いてきた。私の話の趣旨をわかってくれたようだ。
「なかなか良い考えかも知れませんね〜。なるほど、私がアイドルとなれば自然と子豚ちゃんたちも……」
「ね、朋花にぴったりじゃないかな」
私も自然と声が弾む。
そう、これで少なくとも朋花の将来への不安はひとつ解消されたんじゃないだろうか。
アイドルとなり、子豚ちゃんたちを魅了し続ける。そして更に子豚ちゃんたちを増やしていけるのだ。
朋花ならアイドルになるのも簡単だろうし、すぐにトップアイドルになれるに違いない。
「ただ〜」
「え?」
なにか問題がある? 私は怪訝な顔になる。
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