3: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2021/12/20(月) 12:55:52.14 ID:86/EQe0g0
やってきた女の子は、明らかに3番目のタイプのお客さんだ。
年の頃は私と同じぐらいだろうか。
とても可愛い。いや、美人といえる顔立ちだ。
淡いブルーを基調とした花柄のワンピースで、長めの髪を頭上でおだんご状に結んでいる。
「なにかお探しですか」
型どおりの接客をする私に、女の子はニコニコとしながら口を開く。
「なかなか良い品ぞろえですね〜。誉めて差し上げてもよろしいですよ〜」
「え? あ、はあ。あ。ありがとうございます」
なんだか不思議な誉められ方だが、とりあえず私は頭を下げる。
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