22: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2021/12/20(月) 13:11:45.78 ID:86/EQe0g0
再会を約束してわかれたのは事実だが、まさかその日の夕方に彼女がまた店にやって来るとは私も思っていなかった。
私服であるところを見ると、いったん帰宅してから来てくれたのだろう。
店番をしていた私に、昨日と同じように朋花は会釈をした。
「口げんかをしに来ましたよ〜」
笑顔で物騒なことを言う彼女に、思わず私も苦笑する。
「歓迎するけど、口げんかは勘弁して」
私たちは、声を上げて笑い合った。
昨日知り合ったばかりなのに、もうずっと友達だったような気がしてくる。
「朋花はどんな花が好き?」
「そうですね〜。どんな花にも、みんな好ましい所があるとはおもいますが……やはり淡い青の色合いが好みでしょうか〜」
「デルフィニウムとかオキシペタルムみたいな?」
朋花は頷いた。
「はい。凛さんはどうやら、昨日のラナンキュラスがお好みのようですね〜」
ずばり言い当てられて、私は少なからず驚く。そう、昨日店番に出た時からあのラナンキュラスはいいな、と思っていた。
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