Bye-byeばさらガール
1- 20
10: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2021/12/20(月) 13:01:48.37 ID:86/EQe0g0

「ほう、そんなことがあったのか」
「うん。大変だったよ」
 夕食の席で、私は今日の顛末を話したのだが、鷹揚なお父さんと違いお母さんが厳しい声を上げる。
「だからもっとちゃんとお花のことを勉強しなさい、っていつも言っているでしょ」
「いやいや、別に凛が将来ウチを継ぐってわけじゃないし」
 お父さんは取りなしてくれるが、お母さんはやはり厳しい。
「今日みたいなことだってあるわけじゃないの。もう少し凛は、花のこと知らないと」
 お母さんの言うことは、たぶん正しい。
 別に私だって、無理矢理に店番をさせられているわけじゃない。稼業を支えるのは、家族としては当然でもある。そして店番をするのなら、それなりの知識も技術も必要だ。
「わかったよ。お父さん、また教えて」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
101Res/65.97 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice