【コンマ】ウマ娘とトレーナーがラーメンを食べに行くだけのスレ
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67:名無しNIPPER[saga]
2022/01/09(日) 22:34:11.43 ID:/CyxYZTNO

スープはやや少なく、麺が一部顔を覗かせている。そしてメンマとネギに、硬めのチャーシュー。
スープの色は茶色に濁っており、透明度はほとんどない。

「これ、味噌じゃないの?」

「れっきとした醤油ラーメンだ。さあ、頂こ「バックシーン!!!」」

着丼と共に、バクシンオーが凄まじい勢いでラーメンを食べ始めている。

「美味しいですトレーナーさん!!しょっぱくて、美味しくて、箸が止まりません!!」

「……改めて、頂こうか」

リフトアップされたのは、西山製麺の縮れ麺。これに油を纏った濃厚なスープがガッツリと絡んでいる。
それを勢いよく啜ると、動物系の旨味と塩分の暴力が、味蕾に突き刺さる!


……これだ。これを身体は待っていたのだ。


パシーンッッ!!!


ワイシャツからボタンが弾け飛んだ。そう、チートデイはこうでなくてはならぬ。


「美味しいっ!!しょっぱいんだけど、それが不快な塩気じゃなく……まろやかですらある。
スープが少ないのは、これだけで充分だからね!?量が多かったら、きっとしつこくなってしまう」

ファインモーションも熱心に丼にかじりついた。ハリィはというと、まだ訝しげに丼を見ている。

「どうした?食べないのか」

「……なぜライスも頼んだ」

「食えば分かる。スープを飲んだ後、ライスを食べてみてくれ。抵抗がないなら、スープをライスにかけるのもお勧めだ」

渋々ラーメンを啜ると、ハリィの目の色が変わった。

「…………!?」

そして、スープを蓮華で飲んだ後、ライスを口にした瞬間。終始不機嫌そうな仏頂面だった彼女の表情が変わった。

「……So, delicious!!!何だこれはっ!?ライスが、甘いぞ!!?」

私はニヤリと笑う。

「135にはライスが必要なのだよ。過剰な塩分は、ライスの甘みを際立たせる。
そしてそれがさらに箸を進ませる。よく考えられた一杯だ」

「……う、うむ。確かに、旨い……」

ハリィもラーメンに夢中になったようだ。135の中毒性に勝るラーメンは、都内でもそうはあるまい。


……同じ北海道ラーメンを祖とする、あの店以外は……





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