京介「あやせ!シスカリやろうぜシスカリ!」あやせ「はぁ!?」
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126:名無しNIPPER[saga]
2022/01/31(月) 16:00:44.78 ID:C5+kYw4Q0
黒猫『……じゃあ、なんでそんな悲しそうな声出しているのよ』

黒猫『本当は今すぐ会いに行きたい位不安なんじゃないの…?』

京介「…それは…そうかも、しれねぇ…けど」

黒猫『では一体何が貴方の脚を踏み留まらせていると言うの?』

京介「……俺は、さ…正直な所、あいつにはここに帰ってきて欲しいって思ってる」

黒猫『…』

京介「あいつが1人で心配ってのは勿論あるけどさ」

京介「それ以上になんつーかさ、俺の中の何かがすっぽり空いちまった感覚があってさ」

京介「ぶっちゃけ生きた心地がしなかった」

京介「多分、あやせの言う通りあっちで何か良くない事が起こって…だから色々焦ってるんだと思う」

京介「今、俺が説得したらすんなり桐乃も戻ってくるんじゃねぇかなって…馬鹿みたいな期待してる」

黒猫『ならなんで…』

京介「あいつは…桐乃は、一度決めた事は絶対に曲げないタチでさ…」

京介「それが災いして身体ぶっ壊しちまう事もある位だけどよ」

京介「だから俺が止めてやらなきゃ…守ってやらなきゃって、その…最近はそう…思ってる、と思う」

京介「でもさ、そうしていく内にあいつが諦めちゃっていいんだって、俺みたいに自分に自信が持ってなくなって…妥協していくようになっちゃって」

京介「それこそ、後少しで手が届く所を掴んで引き戻して俺が勝手にあいつの限界を決めつけて…」

黒猫『……でも…』
京介「分かってる…分かってるよ!俺が滅茶苦茶今大袈裟なこと言ってるって!」

京介「今回留学蹴ったら2度と走れねぇなんてんなアホな話があってたまるか!」

京介「そりゃそん時はそういった奴をぶん殴って、土下座して、何をしてでもあいつをまた陸上に出させる!」

京介「でも…でもよ!俺がそういう事やっていく内にああ諦めても家族が何とかしてくれるからいっかって逃げ道作っちまって!あいつの可能性を縮めちまってんじゃねーかって!」

京介「役に立とうって…支えているつもりが逆に桐乃の足枷になってるんじゃねーかって……」

京介「俺、もう……桐乃の顔見てなんて声かけりゃいいのか…よく分かんねえんだよ……!」

京介「色々考えたら…怖くなっちまって……」


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