30:名無しNIPPER[saga]
2023/02/03(金) 02:51:28.20 ID:ejyuOOJd0
長らくお待たせして大変申し訳ございませんでした。修士論文の提出も終わり、身辺が落ち着いてまいりましたので再開させていただきたく存じます。本当に申し訳ございませんでした。
初春「さっきのお二人、白井さんが戻ってから慌てて席を立ちましたね。飲み物も料理もほったらかしで」クレープパクー
銭形「なあ、君たち二人のうちどちらかあの二人組の素性について調べられるかね?」
黒子「ああ、それでしたら初春にお任せくださいまし。風紀委員の中でも初春ほどサイバー技術に精通している者はおりませんの」
初春「はい、お任せください! 衛星写真や防犯カメラからの画像で検索をかけて……できました!」カタカタ
銭形「お? おお????(一瞬で!?)」目パチクリ
初春「書庫(バンク)の記述を見るにどうやら二人とも第五学区の東西京北大学の新任研究員のようですね。数日前に赴任したとか」
銭形「なるほど、そう来おったか……ふん、都市のデータベースは欺けても俺の目は誤魔化せんぞ」
黒子「誤魔化せない? 一体何をおっしゃっておいでですの?」
銭形「いいか……あの二人はルパン三世と次元大介だ。変装だよ」
黒春「えぇーーーーっ!?」
黒子「そ、そんなはずはございませんわ! 第一手配書にあった猿面冠者とひげ面とは似ても似つきませんの!」(手配書の顔写真を思い出す黒子)
銭形「騙されちゃあいかん。あれも所詮は彼奴の数多ある変装レパートリーの一つにすぎん。手配書の顔写真すらも変装だよ。素顔は彼奴の仲間にすら明かしていなかったはずだ。あの声からして本物でないし、男か女かすらも定かじゃない」
黒子「ど、何処までも謎に包まれておりますのね……」
初春「だ、だけど今第二級警報(コードオレンジ)が発令されてて都市中で厳戒態勢が敷かれているはずですよ! 第一一学区のゲートも完全に封鎖されて誰も通れなくなっているはずです!」
銭形「恐らくそれ以前に潜入しとったのだろう。赴任した日付を見てごらん、警報発令の一日前のはずだ」
黒春「あ!!」
(そうこうしているうちに二人組は近くの路肩に停めてあったフィアット500に乗り込む)
銭形「決定打だな。奴の愛車はベンツSSKかフィアット500と相場が決まっとる」
黒子「フィアット500ならともかく……」
初春「ベンツSSKって、世界に数十台しかない幻の車じゃないですか!」
銭形「いずれにせよ後を追わねば。誰か大人に車を出してくれるよう伝えてきてくれ」
黒子「それには及びませんの」(太もものホルダーから鉄矢を取り出す)
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