ボンドルド「少し、席を外しますよ」ベル・クラネル「え?」
↓
1-
覧
板
20
2
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2021/12/03(金) 22:35:56.95 ID:itDB2ts2O
「僕は……ベル・クラネルです」
「おや? もしやレコード・ホルダーのベル・クラネルでしょうか? これはこれは……」
ベルが名乗るとボンドルドは震えた。仮面を被っているので表情は伺いしれないが、どうやら喜んでいるらしく、賞賛を口にした。
「素 晴 ら し い」
「僕のことを、知っているんですか……?」
「もちろんですとも。そしてもっと知りたい」
「っ……それ以上近づくな!」
今度こそ腰のナイフに手をかけ、にじり寄るボンドルドへの警戒心を露わにするベル。
ボンドルドはそれ以上接近することを諦め、背後に隠れる少女を自分の前に出した。
「ほらプルシュカ。本物の英雄候補ですよ」
「英雄……?」
「はい。彼はもうすぐ世界を救い英雄となる素質を持つ少年です。仲良くできますか?」
ボンドルドの娘、プルシュカはベル・クラネルを見つめた。彼女の目には、自分よりも少し年上のヒョロい少年にしか見えなかった。
「ほんとに……?」
「本当ですとも。彼は神の祝福を得ている」
ファルナ。つまり神の恩恵のことをボンドルドは祝福と呼んだ。そこに再び狂気的な"何か"を感じて、ベルは警戒を強めた。怖い。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
12Res/12.19 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
書[5]
板[3]
1-[1]
l20
ボンドルド「少し、席を外しますよ」ベル・クラネル「え?」-SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1638538428/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice