4:wenppy ◇28goFgfuuI[sage saga]
2021/11/23(火) 20:11:39.22 ID:Rr9Z2Vx8O
「めぐる、近い近い。??でも、どうしてまた?」
彼女が動いたことでソファーがふわふわと揺れる。
すぐ側に感じる彼女の温かな体温と蜂蜜のように甘い香り。
プロデューサーは揺れを抑えるように、ソファーのクッション材に手を押しつけて身体を引いた。
「えっと、大した理由じゃないんだけどね?????」
急に言い淀むめぐる。
「???」
不審に思い、彼女を観察していると、視線が机上に向けられていた。
プロデューサーは理由に気づいて苦笑する。
「このティラミス、どことなく方舟に似ているな?」
「えへへ??」
彼女が恥ずかしそうに照れ笑いする。
プロデューサーとめぐるの前にはケーキが一つずつ置かれている。
プロデューサーの前にはあるのはティラミスだった。
長方形で背の低い茶色いそれは、めぐるがスマートフォンで表示した方舟を連想させなくもない。
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