黒雪姫「ハルというのは君の名か?」ハルヒロ「え?」
1- 20
6:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/20(土) 19:26:20.89 ID:VlyNWS6QO
「クザク、一旦引け!」

これがアクセルなんちゃらではなく別の世界観ならスイッチ! とかカッコよく叫んでクザクを下がらせることが出来たかも知れないが、どちらにせよハルヒロはそんな異世界を観たことも聞いたこともないのでクザクの肩を掴んで強引に後ろに下がらせた。メリイ。

「よかった……まだ無事だ」

メリイはセトラが守ってくれていたらしく、無事だった。セトラも武器を置いている。
武器を手放した2人は女性的なフォルムをした鞭使いに何やら尋問されているようだが、言葉が通じないので答えようがない。そこにクザクが何を勘違いしたのか突撃していく。

「いや、ちょっと乱暴すぎない……?」

盾を構えて体当たり。紫の人は吹っ飛んだ。

「メリイ、セトラ、大丈夫?」

セトラはクザクに冷たい視線を向けている。
メイスを拾って手渡すと、痺れは収まったらしく、メリイは魔法でクザクを治療した。
ようやくひと息ついた彼に口パクで伝える。

「クザク、あっちから謎光線が飛んできてユメが動けない。盾でカバー出来るか?」

相変わらず声は伝わっていないが、丁度、謎の赤い光がユメの隠れている建物に着弾。
建物が揺れた。さっきより強い。恐ろしい。

「だ、大丈夫……? アレ、相当やばいけど」

念を押すもどのみち自分が行くしかないとクザクはボロ盾を構えてユメのところへと向かう。ほんとごめんな。ハルヒロはリーダーとして仲間を死地に向かわせることに胸が痛んだ。でもクザクは頑丈だからきっと大丈夫。あ、爆発した。赤い光以外にも爆発物まで投擲するなんて。でもクザクは頑丈だから。見かねたセトラが駆けていく。意外と優しい。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
14Res/17.77 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice