勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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905:名無しNIPPER[sage saga]
2022/06/30(木) 18:36:40.04 ID:KpvTj3yS0
『ハテノ村上流』


ザック ザック


商人「手伝いに来たよ…」

女海賊「あんた一人?」

商人「他の人はそれぞれ忙しい様だよ…ヒマなのは僕だけさ」

女海賊「そこの荷車押して川に捨てて来て」

商人「分かった…」

女海賊「なにこのクッソ寒い雨!!」

商人「温泉が近いから入りながらやれば良いじゃない」

女海賊「アサシンは何処行ったのさ」

商人「坑道に入って行った…ゾンビを使役して何かするらしい」

女海賊「そういやエルフゾンビからドクロの杖借りてたな…」

商人「なんか坑道の下に拠点を作りたいらしいよ?」

女海賊「こっち後回しなん?」

商人「地下から来る魔物をどうにかして押さえたいみたいなんだ」

女海賊「んあぁぁやっぱ私だけか…」

商人「君はワームに命令出来るよね?」

女海賊「ムリムリ!ちっこすぎて役に立たない」

商人「ハハそうか…まぁ地道にやろうか」

女海賊「あんたが手伝いに来るって事はここの遺跡にも興味あり?」

商人「勿論さ…ここも使える可能性が高いからね」

女海賊「前に来た時は確かに色々有ったのさ」

商人「僕は君に拘束されてたからねぇ…良く調べて無いんだ」

女海賊「あん時はホムちゃんしか見て無かったね」

商人「必死だったね…もっと周りを見て居れば気付けたことが沢山在っただろうに」

女海賊「それって後悔?」

商人「今更しょうがない事だけど…もっと早く歴史の事も知れた筈…世界がどうなろうとしてたのかも」

女海賊「あのさ?公爵ってそこら辺分かってたと思う?」

商人「あの当時に今の僕達と同じくらいの知識が有ったとすると全部辻褄が合うんだよ」

女海賊「なるほど…10年以上差が付いてんのか」

商人「そろそろ追い付きそうだけどね…まぁ…だから外海の古代遺跡調査に躍起なんだろうなぁ」

女海賊「私達はその遺跡に行かなくて良いんかな?」

商人「公爵の目的と僕達の目的が少し変わったよね…僕達は未来君を追ってる…公爵は世界を救おうとしてる」

商人「今度は公爵の邪魔をしない立ち回りの方が良いと思うよ」

女海賊「でもさぁ?公爵が魔王を封じた魔石を持ち回っていたじゃん?」

商人「公爵にしてみれば只の魔石なのさ…僕が思うにキ・カイに売り払って海軍を手に入れた…そう思う」

女海賊「まぁ良いや!!兎に角さっさと遺跡掘り出さないと…」ガッサ ガッサ



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