勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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883:名無しNIPPER[sage saga]
2022/06/30(木) 18:19:23.44 ID:KpvTj3yS0
『廃れた線路』


スタスタ ガシャガシャ


盗賊「この辺りは随分前から使って居ない線路だ」カキカキ

女戦士「ふぅ…涼しくなって来た」

盗賊「あの縦穴の辺りにマグマ溜まりでも有るんだろ」

女戦士「しかしお前のその光る笛は中々に便利だ」

盗賊「だろう?気に入ってんのよ」


ペチャ…


盗賊「待て!!」スチャ

女戦士「…」タラリ

盗賊「こりゃどっかに潜んで…」


シクシク エーン


盗賊「ちぃぃ俺らを誘って居やがる…どこだ?」

女戦士「此処の奥だ…」

盗賊「おし見えた…」

女戦士「囮の可能性がある…2体目に注意しろ」

盗賊「うむ…どうする?距離が開いて居るが…」

女戦士「見えている奴の胸辺りを狙えるか?運が良ければ片腕は飛ばせるかも知れん」

盗賊「その後は?」

女戦士「すでに挟まれて居るかもしれんな…」キョロ

盗賊「2発目は30秒待たんと撃てんぞ?」

女戦士「よし一発当てて逆側に走って距離を開ける」

盗賊「元来た道を帰るってか?」

女戦士「側道がいくつもあっただろう…奴らは擬態を使うほど知能が高い…一旦引いて狭い場所に入る」

盗賊「分かったよ…撃つぜ?」チャキ カチ


ピカーーーーー チュドーーーン


女戦士「走れ!!」ガチャガチャ

盗賊「ようし!!腕吹っ飛んだ…」タッタッタ

女戦士「2体目を探せ!!」


ズドドドドド


グレムリン「イヤァァァタスケテーーーー!!」ドドド ブン



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