勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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880:名無しNIPPER[sage saga]
2022/06/30(木) 18:17:24.45 ID:KpvTj3yS0
『夕方_ハテノ村広場』
スタスタ
魔女「遅かったのぅ…どうじゃ坑道は」
女戦士「3人では危険だという事が分かった」
魔女「わらわも行かねばならぬか?」
女戦士「中に巨大なグレムリンが居てな…今日は偶然にも倒せたのだが先制攻撃されてしまうと危うい」
魔女「巨大とな?」
女戦士「うむ…それからグレムリンが言葉を発した…知能がある様なのだ」
魔女「では狭間から這い出て何年も迷った個体じゃろうな」
女戦士「言葉を発するのはどういう事だ?」
魔女「それは人間を狩る為の学習じゃ…言葉を発して近寄らせるのじゃな…稀にそういうガーゴイルも居る」
女戦士「なるほど…それでは捕食した人間の最後の言葉だったと思っても良いのか?」
魔女「うむ…ちなみに何と発したのじゃ?」
女戦士「オノレ…だな」
魔女「間違いなさそうじゃ…賢い個体は子供の泣き声をも擬態するで気を付けるのじゃぞ?」
女戦士「しかしガーゴイルにグレムリン…厄介な魔物が近い」
魔女「どこぞに深い狭間が放置されて居るのじゃろう…見つけられればわらわが回収するのじゃが」
女戦士「回収?狭間をか?」
魔女「アダマンタイトを黄金に変性させるのじゃよ」
女戦士「なるほど…」
魔女「影武者が河口の漁村まで行きたいと言うて居るが…」
女戦士「ううむ人出が足りんな…交易も止める訳にいかんしな…」
魔女「坑道の探索は急ぎでは無かろう?」
女戦士「うむ…分かった…とりあえずグレムリンが坑道に這い上がって来ない処置だけ先に済ませよう」
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