勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
1- 20
84:名無しNIPPER[saga]
2021/11/20(土) 11:41:18.45 ID:KbfSVIxh0
『翌日』


シュゴーーーーー バサバサ


…今までの話を聞いて色々スッキリしてきたよ

この世界が夢幻で僕達皆夢幻の住人だったとしたなら

これまでの出来事がなるほどスッキリ収まる気がする

精霊の記憶の中に生き続ける人間達

精霊の記憶を蝕んで破壊しようとする魔王

それを阻止する為に記憶の書き換え権限を与えられた勇者

それらすべてが精霊の倫理観を構成しているんだ

僕はね…ホムンクルスに言った事が有る

君の中に僕が居る…それは君の心の一つまみだって

多分その通りなんだよ

僕ら一人一人の心は精霊の心その物なんだ

それが悪に染まらない様に僕らは戦って居るんだ


信心深い人たちは昔から精霊にお祈りしていたね


そう…感じて居たんだろうね…祈りは精霊の心に通じているって

今なら僕もそう思うよ…精霊樹にお祈りがしたい


ここに居るじゃない…機械の犬ってホム姉ちゃんでしょ?


あぁそうだったね…実はこの超高度AIユニットは世界中に沢山散らばって居るんだよ

その中に記された記憶全部にこの世界と同じだけの記憶が詰まってる

それを一所に纏めたのが精霊樹の森やエルフの森さ…オーブという形でね

君が見た冒険の書は僕達人間がその世界を覗けるアイテムだよきっと…


剣士「この世界が精霊の記憶だったとして…商人さんは現実は何処にあると思う?」

商人「う〜ん…もしかすると人類はとうの昔に滅んでいて精霊の記憶の中にだけ生きているのかもね」

剣士「現実の精霊の記憶は何処に?」

商人「神のみぞ知る…って所じゃないかな?」

剣士「パパとママは多分過去に遡って行った…そのずっと過去に現実が合ったとしたら?」

商人「僕達じゃ確認出来ない…ん?そうか君のママからメッセージが来てるかもしれないね」

剣士「それが言いたかった」

商人「気になるね…そのメッセージ」

剣士「でも今…一つ可能性を思いついた」

商人「何だい?言ってごらん」


この夢幻の世界を飛び出した一人は未来を全部見て来た筈だ

この世界がホム姉ちゃんのシミュレーションだったなら

未来を全部知って居るその一人は超高度AIとしてシミュレーションの精度が高い


商人「超高度AIがどうして急に出て来る?」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
991Res/1502.71 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice