勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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80:名無しNIPPER[saga]
2021/11/20(土) 11:37:27.92 ID:KbfSVIxh0
『数日後_大部屋』
商人「…やっぱり確定かい?」
剣士「星座と暦の書物とも比較したさ…日の出日の入り共に一緒に見える星座が違う…間違い無いよ」
商人「どのくらいズレて居るんだい?」
剣士「今の所15°くらいだと思う…ただ毎日少しづつズレてるだろうから観測に意味が無い」
商人「君の予言だと海士島付近が南極になるんだったね?その影響がどう出るのか僕には想像できない」
剣士「商人さんは地図を書くのが得意だったよね?」
商人「まぁ普通の人よりはね」
剣士「今のうちに新しい地図を起こしておいた方が良い」
商人「君の証言通りだとすると南の大陸は上下逆さまになる…後は緯度と経度かい?」
剣士「海流も風向きも全部変わる…そう言うのを書き残さないといけない」
ガチャリ バタン
ローグ「帰りやした…ぅぅぅ寒ぶ」ゴシゴシ
商人「例の2人は上手く引き取って貰えたかい?」
ローグ「へい…セントラル監獄までの移送を喜んで引き受けてくれやした」
商人「それは良かった…これで豪族に付け狙われないで済む」
ローグ「それより何なんすか?2人で深刻そうな顔をして」
剣士「ローグさん…地軸の移動が始まって居るんだ…アダムを破壊するだけじゃダメだったみたい」
ローグ「ええええええ!!?そらマジっすか」
商人「そういう事らしい…だからこれからどうしようかと」
剣士「一つ…僕達にはハテノ村という逃げ道がある…僕の予測だと温暖な気候の良い土地に変化する」
商人「ハテノ村を開拓して避難民の受け皿にするのは良い案だ…それは継続して進めるとして…目下やる事」
剣士「早く名も無き島にエリクサーを運んでホム姉ちゃんを復活させないと…」
商人「エリクサーは今日到着する筈だよ」
剣士「こうしよう…僕の飛空艇には既に樽4つ積んでるからもう一つ樽を乗せるとなると女オークは連れて行けない」
商人「僕と剣士君だけで名も無き島に行こう」
剣士「女オークは盗賊さんと一緒にハテノ村に行ってもらう…多分そこが安全な筈」
ローグ「あっしはどうしやしょうね?」
商人「ここには商人ギルドもある…豪族の立場を利用してキ・カイにしばらく滞在して欲しい」
ローグ「あっしは又一人っすかトホホ」
商人「盗賊の飛行船で何度も往復する事になるんだ…直ぐに合流出来るさ」
剣士「僕はまだやらなきゃいけない事がある…幽霊船に行ってビッグママに会わなきゃ」
商人「居場所は分かるのかい?」
剣士「海士島付近で隠れて居る筈…早く避難させないと遭難する事になる」
商人「忙しくなるな…早く行動しようか」
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