勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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764:名無しNIPPER[sage saga]
2022/06/29(水) 21:04:41.91 ID:O6K4E5800
『飛空艇』


カーン カンカン カーン カンカン


盗賊「何作ってんだ?」

女海賊「帆の代わりになる物…」トンテンカン

盗賊「んん?骨と金属の組み合わせでか?」

女海賊「この隙間から風が出る仕組みなのさ…風の魔石で推進させる」

盗賊「なぬ?帆無しで推進するってか?」

女海賊「折角クジラの形してんだからさ…帆なんか付けたらクジラじゃ無くなるじゃん」

盗賊「いやまぁ…好きに作って良いが…風の魔石で推進するってのはシン・リーンの気球だろ?」

女海賊「遅いのは分かってるよ…でもその原因は空気抵抗のせいなのさ…それはちゃんと計算してる」

盗賊「ほーん…で?今作ってるのはヒレにあたる部分だな?」

女海賊「正解!!ちょいそっち側持ってて」

盗賊「お…おう」グイ

女海賊「ちっと魔石入れて風出してみる…」ゴソゴソ

盗賊「ほーう?空気を一旦溜めて噴き出す仕組みか」

女海賊「破裂するかも知れないから気を付けといてね…」

盗賊「マジか…」

女海賊「いくよ?」


シュゴーーーーーーー


盗賊「どわっ!!おとととと…」ヨロ

女海賊「もうちょい調整必要だけどまぁまぁかな…」

盗賊「なんでこんなに風が出るんだ?魔石一個だろ?」

女海賊「この隙間から勢い良く噴き出すとさ…周りの空気も一緒に吸われて質量流量が増えるのさ」

盗賊「ほーーーーすげぇな」

女海賊「このヒレの部分がサイドマストの代わり…固定翼になる予定」

盗賊「何か手伝うつもりで来たんだが…」

女海賊「あっちのでかい気球はもう終わったの?」

盗賊「まぁな?あんまやる事無ぇ」

女海賊「ほんじゃさぁ…球皮膨らませて船体を一回吊ってみてよ」

盗賊「んん?まだロープも何も付いて無いが…俺がやって良いのか?」

女海賊「重心がどの辺に来るのか知りたいのさ…一回吊って重心の位置寸法測って欲しい」

盗賊「分かった…」

女海賊「同じヒレをもう一個作るからそっち任せる」

盗賊「おい!ローグ!!お前もヒマだろ…手伝え」

ローグ「はいなー!!」ダダダ


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