勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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753:名無しNIPPER[sage saga]
2022/06/29(水) 20:56:31.41 ID:O6K4E5800
『酒場』
ワイワイ ガヤガヤ
盗賊「…じゃぁキ・カイで蔓延してる黒死病は治せないって事か?」
アサシン「そうだ…人間の体が本来持って居る免疫力で石化していると言うのだ」
ローグ「体の一部を機械に変えるのがそもそも間違いでやんすね」
アサシン「機械を外してしまえば石化の進行は止まるのだが…失った手足が生えて来る事はもう無い」
ローグ「北の大陸の黒死病と南の大陸の黒死病は違う病気だったんすね」
アサシン「いや…北の大陸の黒死病は病原体が浸食するのを体の免疫力が働いた結果石化する」
アサシン「エリクサーは病原体を不活性化する事が出来るから石化が完治する」
アサシン「だが南の大陸の黒死病は体に浸食した機械を体が病原体だと誤認して免疫力が働く…そして石化だ」
ローグ「エリクサーじゃ機械を不活性化出来ないって事っすね」
アサシン「そういう事らしい」
盗賊「せめて子供達が機械化の道を選ばん様にせんとな」
アサシン「それをキ・カイ政府がとうの昔に知って居たと言うのが問題なのだ」
盗賊「機械化を推進してるのが機械省だっけか」
アサシン「うむ…反対して居るのが環境省…この2つが大きく政府内で対立関係にある」
機械化による石化という事実を隠蔽し…治るという薬を売りつけ民から搾取する
これが奇しくもフィン・イッシュ経済を支えて居たのだが
キ・カイ政府内の力関係が変わり薬に効果が無いという事実が表に出て来た
加えて関税による影響もあってフィン・イッシュはポーションで資金調達出来なくなった
我々はこの一連の動きが公爵の計略だと思って居たのだが…実はそうではない
ローグ「なるべくしてなってるって感じっすね…」
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