勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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687:名無しNIPPER[sage saga]
2022/06/18(土) 17:57:52.31 ID:c2KZAoSz0
『翌朝_宿屋』


ガチャリ バタン


商人「2人共おはよう…食事を持って来たよ」ドサ

情報屋「あら?朝帰りにしては気が利くわね」

商人「僕は眠れないから…リカオン?新鮮な肉を仕入れて来たよ」

狼女「お!?」シュタタ

商人「丁度今さっき屠畜場で解体された肉さ」

狼女「あんまり食べ過ぎると直ぐに太っちゃうんだけど…ありがとう」ガブリ モグ

情報屋「かわいい顔してなかなかワイルドな…」

商人「エルフも生魚とか頭からかぶりつくらしい」

情報屋「私は…パンとチーズね」モグ

商人「女狐は予定通り商船に乗って出港したよ」

情報屋「知ってるわ」

商人「見てたのかい?」

狼女「匂いと声で分かるんだ」モグモグ

商人「へぇ…ここからでも感知出来るのか」

狼女「あの女…隠し子を孤児院に預けてたんだね」

商人「まぁそんな事だろうとは思ってたさ…船に乗っていたのかな?」

狼女「さぁ?そこまでは分かんないよ」

情報屋「誰だったのかしら…なんだか責任を感じてしまう」

商人「孤児院に送られて来た寄付金の他に車椅子もあった…足の不自由な男の子が居たな」

情報屋「分かった!!その子なら学舎の書物管理で働いているわ…もう立派な大人」

商人「教えてあげられれば良かった」

情報屋「…だとすると随分若い時に産んだ子なのね」

商人「なるほどね…人それぞれ色々あるのかぁ」

情報屋「リカオンもそろそろ良い人を見つけないと…」

狼女「ゲフッ…ゴホゴホ」ガブ モグ

商人「さて!!僕は市場歩いて相場調べに行って来る」

情報屋「待って…私も行くわ…リカオンの着替えも新調しなきゃいけないし」

商人「買ったばかりじゃ無いか…」

狼女「変態して破れた」モグ

商人「脱いでからに変身すれば良いのに…」

狼女「裸で走り回るって言うの?」

商人「まぁ良いや…買いに行こう」


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