勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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565:名無しNIPPER[sage saga]
2022/06/18(土) 16:08:07.47 ID:c2KZAoSz0
女海賊「線虫!土のなかの毒を食ってこい!」ニョロリン
魔女「ふむ…主はその術のみで良さそうじゃ」
女海賊「これしか使えないよ」
魔女「わらわはのぅ…虫使いはその術だけで良いと思うて居る…その術は何も害が無いでの」
女海賊「害?」
魔女「魔術は害が付き物なのじゃ…よって掟によって縛る必要があるのじゃがその術は好きに使うて良い」
女海賊「掟って何さ?」
魔女「私利私欲で使うてはならぬとか様々じゃな…そうじゃ一つ守ってもらわねばならぬのが…その術で金儲けをしてはならぬ」
女海賊「金儲けね…そんなん考えて無かったわ」
魔女「なら良いが…金儲けで使うて居るのをわらわに知られてしまった場合記憶を消すでの?覚悟せい」
女海賊「ねぇそれよりさ…この線虫は毒を食う以外に何か出来ない?」
魔女「それで十分じゃろう…人を蝕む毒を食らえば闇に侵された心も晴れるやも知れぬ」
情報屋「線虫を掛けて貰ってから体調がすごく良いわ?」
魔女「じゃろうな?エリクサーと同等の癒し効果もあるでのぅ」
女海賊「え?マジ?」
魔女「主は気付かんかったんか?傷が直ぐに癒えるぞよ?」
女海賊「あ!!そういや毒針刺されても直ぐに治ったわ…」
魔女「そういう事じゃ…他に代替できる魔法が無い故…虫使いはその術だけでも十分じゃ」
情報屋「虫使いの他の術ってどういう術が?」
魔女「虫を使った破壊術など色々じゃな…変わった術では虫の知らせという術で他人の思考を読む事も出来る…幻術の類じゃ」
女海賊「あ!!虫の知らせって分かるぞ!!敵が近いのを虫が教えてくれる」
魔女「ふうむ…主は魔力を使わずして声を聞けるのじゃな…ドワーフにはそもそも適性が在るのやも知れんのぅ」
女海賊「お姉は金属と会話出来るんだよ」
魔女「会話とな?」
女海賊「金属は地面と繋がってるらしい」
魔女「なる程のぅ…それも虫の声じゃ…大地の声とは虫の事なのじゃよ」
女海賊「へぇ?」
魔女「ドワーフにもエルフと似た感性がある様じゃのぅ」
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