勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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464:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/28(日) 15:47:40.74 ID:rXZyBWej0
『オアシス砦_牢屋』
ガチャリ ギー
女狐「…まだ何か話させるつもり?知って居る事は全部喋ってしまった…もう用は無いでしょう?」
アサシン「クックック…そういきむな」
アヌビス「アサシン?女狐を生かしておくのですな?」
女狐「生かす?何をさせるつもりなの?」
アサシン「お前は既に私達に逆らえん…悪いが利用させてもらう…手枷を外してやってくれ」
アヌビス「分かりました…」カチャリ
女狐「利用とは?」
アサシン「簡単な話…お前には酒場のマスターとして諜報の役をしてもらいたいのだ」
女狐「盗賊ギルドの一員として再雇用するという訳?」
アサシン「まぁそうなるか…アヌビスは宿屋の店主…リカオンは宿屋の娘として盗賊ギルドを再構築する」
女狐「どうして私なんかを…」
アサシン「白狼の盗賊団に憧れていたと言っただろう?一員に加えてやると言うのに疑いを持つのか?」
女狐「…」
アサシン「セントラルでお前を無下に扱った事は私も反省している…同志になってくれ」
女狐「同志とは?」
アサシン「白狼の盗賊団が戦って居る相手は魔王だ…人の心を蝕む魔王と戦って居る」
女狐「魔王と戦って何の利が…」
アサシン「利なぞ無い…だが徳はある…お前には魔王に蝕まれた人間達が何をして居るのか諜報して貰いたいのだ」
女狐「私を動かすのはお金よ」
アサシン「徳はな?金より価値があるのだぞ?…お前が白狼の盗賊団に憧れた理由は何だ?金だったのか?」
女狐「…」
アサシン「徳をばら撒く姿に憧れたのでは無いか?」
女狐「私も白狼の盗賊団に…」
アサシン「私と共に来い…世界が今どういう状況なのか教えてやる」スタスタ
リカオン「…」ベロベロベー
女狐「…」ギロ
アサシン「リカオン挑発するな…過去の事はもう忘れろ」
女狐「私は酒場のマスターよ…あなたは宿屋の娘…立場分かってるわね?」
リカオン「アサシン!この女と仲良くなれそうに無い!!」
アサシン「リカオン…お前は私の助手だ」
リカオン「フフ…という事です?立場お分かり?」ニマー
女狐「…」
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