勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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456:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/28(日) 15:43:26.74 ID:rXZyBWej0
子供「少し疲れたみたいだ…」フラ
エルフ1「木の洞の中で少し休むと良い…周囲の警戒は私達が…」
子供「そうも言って居られないんだよ…僕は早くドリアードの所に行かなきゃ」ヨタヨタ ドサ
宿屋の娘「んん?良く見たら顔色が悪い…エリクサーが必要なのは君の方じゃないのかい?」
子供「もう血は止まってるさ…きっと大丈夫だよ」
エルフ1「寝ている2人が起きるまでは休んでいた方が良い」
子供「待って居られないんだよ…僕は今すぐにでもドリアードの中のアダムをどうにかしたいんだよ」
エルフ2「ちょ…ちょっと待って!!どうしてそれを貴方みたいな子供が知って?」
子供「色々事情があるんだ…ただ今やらないと人間もエルフもみんな絶滅してしまう」
エルフ1「話が飛び過ぎてて理解出来ない」
子供「まぁ良いや自分で何とかするさ…」スック
宿屋の娘「ちょっと待て…寝ている2人はどうする?このまま放って置くのか?」
子供「あと10時間は起きないと思う…それまで待てないんだよ」
宿屋の娘「一人で行くと言うの?君はまだ子供だろう?無謀すぎる」
子供「じゃぁパパと魔女を背負って一緒に来てよ」
宿屋の娘「なに?…なんで君の言う事を私が聞かないといけないんだ?」
子供「助けてあげたお礼…それじゃダメ?」
宿屋の娘「う…なんか子供じゃ無いみたいな言い分を…」
エルフ1「ここから北は激戦区になる…君の消耗具合を見ると危険が過ぎる」
宿屋の娘「一度どこかで休息するべきだ」
子供「じゃぁ僕を背負って連れて行って?背中で休むよ」
宿屋の娘「どうしてそこまで急ぐの?」
子供「さっき言ったじゃない…早くアダムを破壊しないと光る隕石がいつ飛んで来るか分からないんだ」
宿屋の娘「アダム?…そのアダムが何日か前の光る夜を起こした?」
子供「まぁそんな感じ…それが飛んで来ると人間もエルフも絶滅するんだ…僕達はそれを防ぐために北を目指してる」
エルフ1「…それが本当だとすると急ぎでハイエルフに報告しなければ…」
子供「こうしよう…パパと魔女をシャ・バクダ遺跡まで送って欲しい」
宿屋の娘「君はどうする?一人では行かせられないぞ?」
子供「僕は遺跡に戻れない事情がある…ドリアードを目指すさ」
宿屋の娘「ダメだそんな事!!子供一人で行かせる訳には行かない」グイ
子供「子供子供ってうるさいな!!…尻尾切っちゃうぞ?」スラーン
宿屋の娘「待て!!その武器は…村長が使っていた剣…」タジ
子供「これでアダムを破壊する…それですべて終わり…じゃぁ行くね」ヨタヨタ
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