勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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400:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/21(日) 04:32:32.62 ID:ECntfAo70
『夜の海岸』


ザザー ザザー


剣士「皆寝たか…」スタスタ

ホムンクルス「私は寝ていません…女オークさんの命令を遂行します」

剣士「ホム姉ちゃんには幻惑が効かないのか…ミスったなぁ」

ホムンクルス「どうすれば留まりますか?」

剣士「罠魔法!」ザワザワ シュルリ

ホムンクルス「留まる気は無いという事ですね…」グググ

剣士「大丈夫だよ上手く行くから」

ホムンクルス「…」

剣士「ねぇホム姉ちゃんに命令する」

ホムンクルス「何でしょう?」

剣士「もし僕が量子転移に失敗して戻って来なかった場合…僕が居た事は誰にも話さない事」

ホムンクルス「…」

剣士「それから放射能が無くなったら女オークと一緒に命の泉まで行って例の液体を使う事」

ホムンクルス「…」

剣士「もう一つ…妖精の笛で世界中の人を癒す事」

ホムンクルス「もう戻って来ない事を覚悟しているのですね…」

剣士「賭けだよ…祈りの指輪が僕を守ってくれれば何事も無く戻って来るさ…僕だって皆とさよならなんかしたくない」

ホムンクルス「命令は承知しました…でも…」

剣士「そうだ…もう一つ命令がある…ホム姉ちゃんだけは僕が居た事を覚えて置いて?」

ホムンクルス「え?…大事な記憶として保存しておきます」

剣士「じゃぁ行くね」




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