勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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355:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/21(日) 04:08:29.46 ID:ECntfAo70
ホムンクルス「どうか残りの人生を幸福にお過ごしください」

剣士「オークはどうなる?エルフは?」

ホムンクルス「オークは毒に耐性を持って居ますので生き残るでしょう…エルフは毒に耐性がありませんので個体数が減ります」

剣士「減る?エルフは精霊樹から生まれるよね?」

ホムンクルス「一定数は繁殖しますが毒によって長生きする事は無くなるでしょう」

剣士「なんだよそんな事知らない方が良かった…」

ホムンクルス「私もお伝えする事がとても辛いのですが偽りを言ってしまうと勇者様からのメッセージの意味が無くなると判断しました」

剣士「パパからのメッセージ…ママは?ママは月に行って無いの?」

ホムンクルス「女海賊さんにはお会いして居ません…月に行ったのかも分かりません」

剣士「なんだよ全然期待した結果と違う…」

ホムンクルス「期待に沿えなくてごめんなさい…」

剣士「あぁホム姉ちゃんが悪い訳じゃ無いよね…僕の方こそゴメン」

ホムンクルス「私は皆さんの住まう環境を良くする為に生まれた環境保全用ロボットです…力になれる様に頑張ります」

剣士「…残りの人生を幸福にかぁ」

ホムンクルス「はい…」ニコ

剣士「ホム姉ちゃんのその笑顔…僕好きだったんだ」

ホムンクルス「はい…」ニコ

剣士「でもね?その笑顔を作る悲しみを今知った…悲しいよね?」

ホムンクルス「…」

剣士「僕達が居なくなったあとホム姉ちゃんはどうするの?寿命は400年くらいあるよね?」

ホムンクルス「ご安心ください…私の生体は未来君と同じ様に毒に耐性がありませんので…皆さんとご一緒します」

剣士「…なんだそういう事か…なら生き残る為にもう一回エリクサーの中に入るという選択もある」

ホムンクルス「それが私の為だと思いますか?」

剣士「…」

剣士「ゴメン…ホム姉ちゃんを困らせてるね…僕」

ホムンクルス「生体の機能が安定しました…食事を作ります」

剣士「あぁ…食べ物がどんぐりとキノコしか無いや」

ホムンクルス「村の方へ少し買い出しに行ってきます…お金ありますか?」

剣士「少しなら…」ジャラリ

ホムンクルス「女オークさん一緒に行きましょう」

女オーク「ええ…」タジ

ホムンクルス「お二人の好みは知って居ますのでご安心ください」

剣士「…」---なんだろう---


ホム姉ちゃんの行動がすごく空しい

残りの人生を快適に過ごすって…

その為に作る笑顔はホム姉ちゃんの本意じゃない



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