勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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354:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/21(日) 04:08:01.12 ID:ECntfAo70
『入浴後』
ホクホク
ホムンクルス「ご心配をお掛けしました…反応熱の安定までもうしばらくお待ちください」
剣士「よかった…ホム姉ちゃん10年振りだね」
ホムンクルス「私はずっと一緒に居ましたよ?」
剣士「あーゴメン…その姿が10年振りだ」
ホムンクルス「そうでしたね」ニコ
剣士「やっとホム姉ちゃんを目覚めさせる事が出来てホッとしたよ」
ホムンクルス「私は眠って居ません」
剣士「ハハそうだった」
ホムンクルス「未来君にお伝えしなければならない事があります」
剣士「ママからのメッセージだね?」
ホムンクルス「いいえ…未来君の父親…勇者様からの伝言です」
剣士「え?パパか…」
ホムンクルス「このメッセージを未来へ届ける事と私と引き合わせる事が目的だったようです」
剣士「パパは何て?」
ホムンクルス「自分の次元を強く持て…分岐点を見誤るな…未来へ行けと…」
剣士「え…それで?」
ホムンクルス「私はこのメッセージの意味が分かりません」
剣士「メッセージってそれだけ?」
ホムンクルス「はい…その他に薬品を預かって居ます」
剣士「例の液体だね?アレは何?」
ホムンクルス「命の泉を復元させる為の薬です…使用法は命の泉に注ぐ…しかし問題があります」
剣士「問題って?」
ホムンクルス「命の泉を復元させても既に意味が無いのです…その前に人間は最小存続個体数を下回り絶滅します」
剣士「ちょっと待ってよ…それを何とかしたいんだ…どうにかならないの?」
ホムンクルス「シミュレーションの結果Y型染色体異常で繁殖が阻害される事で生き残る男性の数は0.01%」
剣士「じゃぁその0.01%でなんとかしよう」
ホムンクルス「4000年前の200億人居た人口でしたら最小存続個体数を下回る事はありませんでしたが…」
剣士「今だと下回ってしまう?」
ホムンクルス「はい…例え数百人生き残ったとしても遺伝的に繁殖する事は100%あり得ません」
剣士「…」
ホムンクルス「こんな事しか言えなくてごめんなさい」
剣士「ホム姉ちゃんなら何か知ってると思って居たんだ…」
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